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2015年08月08日ボクシングにおける減量とは

ボクシングにおける減量とは

今日のテーマは、ボクサーはなぜ減量するのか!?

 よく、一般の方からは「試合前に大変な思いをして減量をするならば、普段からその体重を維持しておけばいいのでは?」と聞かれたりします。

 選手によっては落とす体重も異なりますが、平均して4㎏~10㎏の減量を行います。体重の落とし方も選手によって様々ですが、平均して試合の1~1.5ヶ月前から減量を始めます。この時期は食べながら激しいトレーニングによって徐々に体脂肪を落とし、体重を減らしていきます。
そしてラスト1週間は練習量を減らしながらリミットまで落とし切ります。
直前は水抜きをして体の水分を減らしていきます。最後の水抜きは単純に体の中の水分を減らしているだけなので、計量後の食事でかなりの水分が体に戻ります。

 減量成功が試合の結果にも大いに影響するため、ボクサーにとっても気を使う作業です。


 さて、では減量がなぜ必要なのか。
それはズバリ、「減量がスピードとスタミナを増強させる」からです。

 たとえば、体の脂肪は自分の意思で動かす事ができないので、筋肉にとっては抵抗になります。
身体に脂肪がついた状態とは、筋肉の上にシャツを着ているような状態と考えてみてください。
シャツを何枚も重ね着した状態よりも、シャツ一枚の方が速いパンチを打てますし、その一枚のシャツさえ脱ぎ捨てた方が、より速くキレのあるパンチが打てると思いませんか?
 さらに、脂肪が少ないということは、パンチだけでなく、フットワークも含めた体全体の動きのスピードを向上させます。

 また、「減量することによってスタミナが落ちるのではないですか?」という質問を受けることもあります。
そこで、筋肉量をエンジンに見立てて考えてみてください。エンジンが同じなら、重いボディーの車と軽いボディーの車、どちらが速く長く走れるか。当然、軽いボディーのほうが早く長く走ることができますね。

 つまり、ボクサーの減量は単純に体重を落としているのではなく、スピードとスタミナを増強させ、一番強い状態に持っていくためのものなのです。

最後に、ボクサーは日頃の食事とトレーニング、走り込み等によって体を造っています。ですから、上記のような減量をすることができ、また減量の効果が得られます。ですから、ボクサーのまねをして減量をすることは絶対にやめましょう!!



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Posted by HBSG at 15:50│Comments(0)boxing gym
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